ハツコイ
*****
「おはよう…ございます」
私はソファで眠っている瀬良先生に挨拶をする。
昨夜はリュウさんが帰った後、お風呂からあがって私がソファで寝ようとしたら、瀬良先生が「俺がソファ、お前はあっち」と言って、私は瀬良先生の部屋のベッドへ強引に寝かされた。
「ん…おはよ」
目を眠そうに擦りながら、少し掠れた声で挨拶をしてくれた瀬良先生。
無防備な感じがなんだか可愛く見える。
「あの…、朝ごはんを作ったので食べませんか?」
ーって言っても、トーストと目玉焼きぐらいしか出来なかったんだけど…。
だって、瀬良先生の冷蔵庫って、殆どビールしか入ってないんだもん。
「マジでっ?さんきゅ、食うよ」
少し驚いた顔をしてから、満面の笑みで答えてくれた瀬良先生。
…きゅぅん
な、なに?
胸が一瞬、掴まれたように苦しくなったような?
私…どこか悪いのかな?
「どうした?」
「いえ、何でもありません」
「そ?じゃあ、いだだきます」
瀬良先生は手を合わせて私の方を見た。
…はい、はい。私も一緒にですよね。
「いだだきます///」
私も瀬良先生と同じ様に手を合わせた。
「よく出来ました」
そう言った瀬良先生は、私の頭をクシャクシャッとする。
「こ、子供扱いしないで下さいっ///」
「なに言ってんだよ、お前はまだまだ子供だろ?」
ズキッ…
今度は、さっきとは違い胸が痛くなる。
そうだよね…
私なんて瀬良先生から見たら子供だよね…。
やっぱり、瀬良先生は大人だから、英語の雨宮先生みたいなグラマーで足も細くって色気のある大人の女って感じがいいのかな?
「なんだよ、俺の顔になんか付いてんの?」
私は無意識のうちに、瀬良先生のことをガン見してしまっていた。
「別に…」
私はムスッとしながら、トーストにかぶり付く。
「なに、不機嫌になってんだ?」
「別に何もありません」
「プハッ、お前って意外と顔に感情が出やすいタイプなんだな」
え?私、顔に出てた?
今まで、そんな事を言われたことがなかった。
だって、本当の自分は自然と隠すようになったから…
まだ、ほんの少ししか瀬良先生と関わってないのに、いつの間にか私は自分を見せていたの?
「いい傾向じゃん。その調子で行こうぜ」
瀬良先生は、ニカッと笑って私の頭の上にポンと手を置いた。
トクン…トクンッ、トクンッ
徐々に上がっていく心拍数に体温。
この時、私は気付いてしまったんだ。
私……
瀬良先生の事が好きーーー。
「おはよう…ございます」
私はソファで眠っている瀬良先生に挨拶をする。
昨夜はリュウさんが帰った後、お風呂からあがって私がソファで寝ようとしたら、瀬良先生が「俺がソファ、お前はあっち」と言って、私は瀬良先生の部屋のベッドへ強引に寝かされた。
「ん…おはよ」
目を眠そうに擦りながら、少し掠れた声で挨拶をしてくれた瀬良先生。
無防備な感じがなんだか可愛く見える。
「あの…、朝ごはんを作ったので食べませんか?」
ーって言っても、トーストと目玉焼きぐらいしか出来なかったんだけど…。
だって、瀬良先生の冷蔵庫って、殆どビールしか入ってないんだもん。
「マジでっ?さんきゅ、食うよ」
少し驚いた顔をしてから、満面の笑みで答えてくれた瀬良先生。
…きゅぅん
な、なに?
胸が一瞬、掴まれたように苦しくなったような?
私…どこか悪いのかな?
「どうした?」
「いえ、何でもありません」
「そ?じゃあ、いだだきます」
瀬良先生は手を合わせて私の方を見た。
…はい、はい。私も一緒にですよね。
「いだだきます///」
私も瀬良先生と同じ様に手を合わせた。
「よく出来ました」
そう言った瀬良先生は、私の頭をクシャクシャッとする。
「こ、子供扱いしないで下さいっ///」
「なに言ってんだよ、お前はまだまだ子供だろ?」
ズキッ…
今度は、さっきとは違い胸が痛くなる。
そうだよね…
私なんて瀬良先生から見たら子供だよね…。
やっぱり、瀬良先生は大人だから、英語の雨宮先生みたいなグラマーで足も細くって色気のある大人の女って感じがいいのかな?
「なんだよ、俺の顔になんか付いてんの?」
私は無意識のうちに、瀬良先生のことをガン見してしまっていた。
「別に…」
私はムスッとしながら、トーストにかぶり付く。
「なに、不機嫌になってんだ?」
「別に何もありません」
「プハッ、お前って意外と顔に感情が出やすいタイプなんだな」
え?私、顔に出てた?
今まで、そんな事を言われたことがなかった。
だって、本当の自分は自然と隠すようになったから…
まだ、ほんの少ししか瀬良先生と関わってないのに、いつの間にか私は自分を見せていたの?
「いい傾向じゃん。その調子で行こうぜ」
瀬良先生は、ニカッと笑って私の頭の上にポンと手を置いた。
トクン…トクンッ、トクンッ
徐々に上がっていく心拍数に体温。
この時、私は気付いてしまったんだ。
私……
瀬良先生の事が好きーーー。