10年経っても
ある日、リナに会いに行ったら、バスケ部のミーティングでいなかったことがあった。

辺見はいつもどうりドアの前に来て、『残念〜高木はいないよ。お前友達なのに聞いてないの?』とかバカにした感じで言ってきた。

べつに辺見にバカにされても痛くも痒くもないけど、昼休みにリナがいないと…教室で一人になってしまう。

かといって1組や2組にとりたてて仲のイイ子もいないし…

そう考えて下を向いてもじもじしていた。
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