Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
ん〜…?
さっきのはナニ…?
私…何でドキッとかなってんの…?
ねぇー…。
一体……この気持ちはナニ…?
ーバコッ!!!
「……いっ…たぁ〜…!!!」
私はいきなり頭をクラス名簿でおもいっきり叩かれた。
「痛いじゃねぇー!!南…お前最近ぼーっとしすぎ!!ちゃんと話し聞かんか!!」
「………はぁ〜い…」
私はヒリヒリする頭を撫でながら、やる気のない返事をする。
「はははっ!!何やってんの!!!」
隣に座っている友達…
佐藤亜由美に小言で突っ込まれた。
この子は一見おとなしいが、話してみるとすごく積極的でとても思いやりがある子。
「もぉ〜!!うるさいなぁ〜!!」
私も小言で亜由美に反発する。
「だって未来、最高なんだもんっ!!」
そう言った亜由美は、お腹を抱えながら笑っていた。
それを見た私は急に恥ずかしくなってきた。
「ちょっ!!!//亜由美やめてっ!!」
「はははっ!!くくくっ!!!」
亜由美の笑いはひたすら止まる気配が見えず、声を押し殺して笑っていた。
「ありえない…」
私がそう言うと、笑いすぎて目に溜まった涙を拭きながら、ごめんごめんっ!!と謝ってきた。