Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「あぁ!めちゃくちゃ可愛い!」
「本当、可愛い!!」
「でしょでしょー?」
さっきまで子供のような真央の笑顔は、いつの間にか母親の顔に変わっていた。
「うらやましいね♪」
私がそう真央に言うと、真央は耳打ちで、
「今度は未来の番だねっ♪」
そう言った。
私は一瞬で顔が熱くなった。
先輩との子供…そんなことを考えるだけで頭がおかしくなりそう。
そんな幸せすぎるから…。
「おーいっ!今、何言ったんだぁ?」
「ひみつー!」
真央は口の前に人差し指を立てながら言った。
「おいっ!隠し事はなしだー!なぁー未来?」
「何でもなーいっ!」
「あっ!未来までっ!!!」
私は軽く先輩に頭を叩かれた。
すると、真央が突然笑った。
「はははっ!」
「なにっ!?」
「いやいや…相変わらず仲いいなぁ~って思って。」
真央も…らぶらぶのくせにっ!
私は心の中でそうつぶやいた。