Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「なぁ、抱かせてくれねぇーか?」
先輩は急に真剣な表情になりそう言った。
「もちろんっ!」
真央は笑顔でそう答えて、寝ている赤ちゃんをゆっくり抱き起こし先輩に渡す。
「ありがとっ♪」
先輩は真央から預かった赤ちゃんの顔を見ながら笑顔で言った。
「何か…先輩似合うね♪」
何気ない真央の一言が私にはうれしかった。
私も先輩の赤ちゃんを早く抱かせてあげたいと心からそう思った。
「次、わーたーしーっ!」
「「はははっ!」」
真央と先輩が声を揃えて笑った。
「えっ!?なにっ!?」
「お前…ガキだな。真央とは大違い。」
「何でっ!?」
「何でって…そのまんまだよ。」
私の頭を撫でながらそう言った。
私は頬を膨らませながら、先輩から赤ちゃんを受け取る。