Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
『今、どこに居るの?』
未来の声はさっきまでの声の震えはなく、冷静になっていた。
『ん?家だけど?』
俺も冷静さを保った。
でも、心の中では苛々が今にも爆発しそうでやばかった。
俺は今、公園のベンチにいる。
家なんて嘘だ。
それよりも…未来のあの行動…
事実を知りたい。
明日になったら笑顔で嘘だよー!って言ってくれよな…?
なぁ…?待ってるぞ…?
『行って…いい…?』
未来はまた泣きそうな声で言った。
「………・・。」
俺は何も答えない。
というよりは…どうしようか迷っていた。
真実を知りたいけど、知ったときの恐怖もあるからだ。