Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
はぁ~…
私は心の中で大きくため息をついた。
まず何て言おう…?
何て言えばいいかな…?
ねぇ…真央。
お願いだから…私の所に戻ってきてよ。
早く会いたい…会って話したい。
真央…怖いよ…。
そんなことを考えていたら、あっという間に先輩の家に着いていた。
呼び鈴に指を置く。
―ピンポーン…
私の心の中は不安で押しつぶされそうになる…。
『どうぞ。』
ドアを開けて先輩が待っていた。
先輩の表情に笑顔はない…。
「お邪魔します…」
ゆっくり私は家に上がる。
今にも泣きそうになりながら…。
私は先輩の部屋に案内された。
実は初めて先輩の部屋に入る。
「ごめんね…急に。」
「うぅん、全然いいよ。ってか話しって何?」
やっぱり先輩の表情に笑顔はない。
「ねぇ…?どうしたの…」
「は?何が?」
私は先輩の目を見ることが出来なかった。