Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「せ~んぱいっ!」
私は先輩の腕に手を絡ませながら甘える。
「んだよ~!」
先輩もそれに合わせて甘えてくる。
「今日、何するー?」
「んー?何しよっか~?未来は何がしてぇ~?」
「ん~ラブラブしたぁ~いっ!」
私は先輩の顔を覗き込むようにする。
「っんもぉ~、未来は本当可愛いなぁ~!」
「可愛くなぁ~い!」
「はははっ!」
私たちは幼い子に戻ったかのように、
甘えた声で話す。
「あっ!あと・・・1週間だね…」
「あぁ…はえーよなぁ…」
さっきとは違って急に寂しい雰囲気になる。
「でもっ!近くだし、いつでも会えんじゃん!」
「でも、帰りとかラブラブできないの寂しい…」
「帰りも迎えくるぅ~!」
先輩は口を尖らせて(とがらせて)そう言った。
その表情がもの凄く可愛くて、
私は気づけば、その先輩の唇と自分の唇を重ねていた。