Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「ー…はい。」
『よっ!!俺だ、わかるか?』
「はい…どうしたんですか?」
『お前…学校。どうした?』
単語でしか聞いてこない先輩…
私は先輩の質問に答える気にもなれなかった。
「あ、風邪です。」
『風邪…?大丈夫なのか?帰り、見舞い行っていいか?』
「えっ!?み、見舞いっ!?」
『え…?わりぃーか…?』
「い…いや、ちょっと…今日は…」
『何があった…?』
もう…めんどくさい…
今日は本当に先輩に会えるような顔じゃない…。
先輩…今日は本当に会いたくないんです…。
この顔じゃ…先輩に会えないから…
『…おい?』
「あっ!!ごめんなさいっ!!!」
“ブチッ!!”
私は気づけば電話を一方的に切っていた…。
あ…やばい、と思った…。
でも後悔した時にはいつも遅い。
もう電話切った後だし…。
はぁ~…最悪…