Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
『おまっ!!照れんだろーがっ!!!』
可愛い…先輩。
先輩は知ってる…?
照れた先輩…女の子みたいにウジウジしちゃって可愛いんだよ…?
今、先輩は携帯の向こうでどんな表情をしてるの…?
実際は聞かなくてもだいたい予想がついている私…。
「だから先輩可愛すぎっ!!」
『おまっ!!!俺をからかうなっ!!』
「だって可愛いんだも~んっ!!」
『お前の方が可愛いわっ!!』
「えっ…!?」
“ドキッ”っとした…サラッとそんなセリフ言うんだもん。
心を奪われない女の子が居る訳がない。
『お前は本当に素直に反応するな♪そういう所が可愛い!!』
「っちょっと先輩っ!!!///もう切りますよ!!!」
私は携帯ごしで会話しててよかったと思う。
こんなリンゴのような顔を見られてほしくないから。
『あー!!切ってほしくねぇー!!!…けど…』
「けど…?」
『俺、次体育。』
「えっ!?じゃぁ、急がなきゃいけないじゃないですか!!」
『あぁ!!じゃーまた見舞い行った時に話そうな♪』
「はいっ!!でわっ!!!」
何か…改めて私は先輩のこと好きなんだなって実感する。