Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
【結果】
先輩との電話を切った瞬間に、また携帯が鳴る。
私は着信名を確認せずに電話に出た。
「もしもし?」
『…あ、未来?』
電話の相手は真央だった。
「うん、どうしたの…?」
『あのさ…実はね、』
「うん。」
嫌な予感がした。
その予感が当たりそうで…怖かった。
『赤ちゃんね…産んでいいって!!!その代わり、学校辞めてちゃんとしなさいって…。』
やっぱり…予感は的中した…。
学校…やっぱり学校辞めなきゃいけないんだ…。
「学校…辞める…の?…真央居なくなったら…私…。」
『未来…ごめん、ごめんね…本当にごめん…未来…私ね、慶太の子供本気で産みたいと思ってるの…慶太との赤ちゃん、産んで幸せな家庭を築きたいの…。』
「わかってる…本当はわかってるはずなんだけど…、私…」
私が言おうとした時に、いきなり真央は私の言葉をさえぎって話しをしだした。
『未来…私のお腹の中には1つの命が宿ってるの。その命は一生懸命心臓動かして生きてるの。どうか、理解してほしい。私は、未来のこと本当に本当に大好き。一番信用してるし、一番頼りになるから…一緒にこの幸せもわかってほしいの。ね…未来?』
「…そ…う…だよね。赤ちゃん産んだら抱っこさせてねっ!!!」
『うんっ♪もちろんっ!!理解してくれてよかった!!!本当にありがとう☆じゃぁね!!』
「うん♪あっ!!!待って!!」
『んっ!?』