Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
ドアには、「真央の部屋」と書かれた板が掛けられている。
そのドアを私はノックする。
“コンコンッ”
「はーい!!」
真央の元気のいい声が聞こえると共に足音が近づいてきた。
「いらっしゃい♪!!!」
そう言いながら、すっごい笑顔の真央がドアを開けてくれた。
「ありがとう!」
「今日はどうしたの?いきなり会いたい、だなんて♪」
「だって学校じゃもう会えなくなるんだもん、会えるときに会っとかないと!!」
「そうだねっ!!でも…未来、本当にごめんね?」
「もう気にしなくていいよ。真央の幸せ願ってあげれない友達なんて最悪でしょ?そういう人にはなりたくないからさっ!!私は私なりに真央を支えるつもりだよ?」
「ありがとっ…」
真央はそう言いながら静かに涙を流した。
その涙はものすごくキラキラしてて綺麗なもので、思わず見とれてしまうほどだった…
「真央…?何で泣いてるの?」
「…未来は私がいなくても十分大丈夫だね♪」
涙をぬぐいながら笑顔で真央が答えた。
「うぅん、大丈夫って訳じゃない。でもね、大丈夫にしなきゃいけないんだよ…?」
「そっか…未来、強くなったよね。」
「え…?」
「未来は気づいてないかもしれないけど…最初の頃に比べて強くなったと思うよ。」
「そっか♪」