Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「ごめんねっ!!」
そう言いながら私は真央の部屋を出て、玄関に急いで向かった。
「お邪魔しましたー!!!!」
急いで靴を履き外に勢いよく出た。
雨はすっかり上がっていて空には虹が掛かっている。
すごくキラキラした景色が広がっていた。
ちょっとその景色に見とれていた時、携帯が鳴った。
“~♪~♪~♪”
着信名はもちろん-秀二先輩-
「はいっ!!!」
『未来~?おめぇ~家にいねぇ~じゃねぇ~かぁ~!!』
やたらと甘えている先輩の声。
「うん、ごめんねっ!!!今、向かってるから待ってて!!」
『早く会いてぇ~よぉ~!!』
「もうすぐ会えるよっ♪」
私はそう先輩に言いながら急いで家に向かった。
私が一生懸命走ってるっていうのに
『まだぁ~まだぁ~?』
と急かす先輩。
でも、可愛いからなぜか許せる。