Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
-1時間後…
おいっ!!帰って来ねぇーじゃんっ!
俺待たせるって何様だっ!?
…いや、そんなことはどうでもいいんだ。
あ…そういやぁ、携帯ってもんがあったんだった…。
電話してみっか…。
“プルループルループルルー”
おーい、出ねぇといじわるすっぞー?
何て答えなんて返ってこないって知ってるのに、心の中でつぶやく。
『はいっ!!!』
俺は未来が電話に出なかったことなんて一度もなかったけど、なぜか出たことにほっとして胸をなでおろす。
「未来~?おめぇ~家にいねぇ~じゃねぇ~かぁ~!!」
『うん、ごめんねっ!!!今、向かってるから待ってて!!』
向かってる…?
覚えててくれたのかっ!?
俺は心の中でガッツポーズをする。
「早く会いてぇ~よぉ~!!」
俺は甘えた声で言ってみる。
…俺…何やってんだ…?
思い返してみるとすっげぇ恥ずかしいこと言ってる。