Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
俺ってこんなんだっけ…?
未来は相変わらず来ねぇ…だから俺は急かすように、
「まだ?まだ?」
って言い続けた。
「ふ~…」
とため息をつき下を見るとアリの行列があった。
アリを真面目に観察するなんていつぶりだろ?
なんてのん気なことを思っていると…
『先輩、顔を上げて下さい』
…ん?
おっ!?
「おおぉおおぉお!!!おぉおお!!!未来~!!!」
俺は思わず心の叫びが声に出る。
『先輩、上がりすぎ。』
ちょっと顔を赤くした未来がだんだん近づいてきた。
「だって、未来に会いてかったんだよー!」
って俺が言うともっと頬を赤くする。
こういう素直な所に俺は惚れたのかもなぁ~♪
「先輩、電話。」
電話…?
俺は手元に力が入っていることに気づく。
あぁ、電話してたんだ。
俺はそんなにも夢中になるほどこいつを見てたのか…?
俺って幸せ者だなぁ~♪