Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
それがすっげぇ可愛くて。
気づけば未来は俺の腕の中に居た。
…居た…?いや…俺が抱きしめた。
「ちょ…せっんぱいっ!?」
顔を赤くしながらポカポカッと俺の胸を叩く未来。
そんな行動も可愛くて愛しい。
「お前が待たせんのがわりぃーんだよ!!」
俺は1時間待たされたことを思い出した。
「だって…真央の所に居たんだもん。」
お前は今、どんな表情をしてる?
俺の胸に顔を押し付けてるから表情わかんねぇよ?
ちゃんと、俺に見せてくれよー?
おーい?
…って言わねぇと伝わる訳ねぇよな…
「俺のこと忘れてたのかー?」
ちょっといじわるする。
忘れてた、なんて言ったらただじゃおかないと思った。
「んー、そーかもっ!!」
やっぱ忘れてる訳ねぇよな♪
…って、んっ!?今、そーかも!!って言った!?
はぁ~!?ふざけんなよ!!!
俺は未来の肩を掴んで俺の腕の中から出す。