Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「お前は本当泣き虫だなっ♪」
ってニヤニヤしながら私の頭を撫でてくれた。
私はぬいぐるみを抱きながら先輩の手を握る。
「んぁ?」
ちょっととぼけた先輩の返事。
でも、嫌いじゃない。
「大好き。」
「・・・・・・っ!?」
先輩は驚いたのか、目をこれでもかってぐらい見開いていた。
「だいすきなのぉー!!」
私が改めて言い直すと、先輩はちょっとうつむきながら
「ばっかっ!!照れんだろーがっ!!」
って言って、私の手を強く握ってくれた。
「ふふっ」
私は自然と口の端が緩んでしまう。
「笑うなっ!!」
先輩は照れながらも私の手を更に強く握ってくれた。