Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「あははっ。何言ってんのぉー!!」
「おまっ!そこ笑うとこじゃねぇーだろっ!」
私たちは思った以上に話しが盛り上がって、楽しく会話をしていた。
直哉とこんなに会話をするのは初めてだった。
話すとこんなに面白い人だったってことにも気づいた。
それに会話が途切れないのはいいかもしれない。
突然私を呼び出す校内放送が流れた。
-南未来、南未来、校内に残っているなら職員室に来なさい。
…え?今何時!?
ふと時計に目をやると5時半をすぎていた。
私たちは会話に夢中になりすぎて1時間も会話をしていた。
「……やっばっ!!!」
私は急いで立ち上がり職員室に向かおうとした。
「…わりぃな、何か…」
なぜか直哉が謝ってきた。
「うぅん、逆に助かったぐらいだよっ!ありがとねっ。じゃっ!!」
「おぉー…」
さっきの元気はどこに行ったのか、ちょっと元気がないようにも見えた。