Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
校内放送を聞いた南は、急に慌ただしくなって立ち上がり職員室に向かおうとした。
えっ…って思ったが、そんな事言えず…
「何か…わりぃな。」
俺はつい謝ってしまった。
南の頭にはハテナ?が浮いているようにも見える。
「うぅん、逆に助かったぐらいだよっ!ありがとねっ。じゃっ!!」
…お礼言われた。
俺、お礼言われるようなことしたか…?
でも、南のこういう優しさが結構好きだ。
俺は職員室に入っていく南を姿が無くなるまで見ていた。
はぁ~…
俺…やべぇ。もう少し長く一緒に居たら口が勝手に言いそうだな。
“好きだ”……って。
ん~やべぇな…気をつけねぇーと…
そんなことを考えていると職員室のドアが開く音がした。