Basket Ball Club2〜ずっと大好き〜
「で?お前、仕事頑張ってるか?」
「あぁ。リーマンだけど外仕事多くて…」
「頑張ってんだな♪」
「まぁ、真央と子供の3人で一緒に幸せ掴みたいっすから♪」
そう言った慶太の笑顔は、今までにない輝きを見せていた。
「そっか。お前は立派になったな!」
俺は心からそう思った。
「あ、実は…」
いきなり何か思い出したような表情をして、小声で話し出した慶太。
「ん?どした?」
俺も慶太に吊られて小声になる。
慶太は真央の方をチラッと見て、俺に視線を戻す。
「俺…実は子供の名前を決めたんですよ♪」
「おっ!?マジっ?」
「はい♪男の子だったら将太、で、女の子だった茉莉(まり)。真央みたいな可愛い女の子になって欲しいっすから♪」
「そっか♪可愛い名前だし、かっこいい名前だな!じゃぁー今からどっちなのか楽しみだなっ☆」
「はい♪」
幸せそうな笑みを浮かべた慶太は最高だった。
俺も絶対未来ともっともっと幸せを掴んでやろうと思った。
慶太と真央以上にな。