艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「……、うん。いいんじゃないか?店員が提案というところもいい。佐々田、この企画、もっと煮詰めてみろ」
企画書を見終えた駒宮室長は、私を真っすぐに見つめる。
私は緊張のせいで、なんだか心臓が口から出てきてしまいそうだ。
そんな私に、ついさっきまで不愛想な表情を浮かべていた駒宮室長が満足そうに笑って見せる。
駒宮室長の笑顔は、やっぱり破壊力抜群みたいで、私の胸は一気に高鳴る。
「はいっ!!」
駒宮室長が私の企画を認めてくれたことが、なによりも嬉しくて私は元気いっぱいに返事をした。