艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「今日はデートかなぁ。」

ポロリと呟いた何気ない萩原さんの一言。

だけど、その一言に私の心がざわついてしまう。


ふと駒宮室長を視線を移す。
うん。
言われてみると、萩原さんの言葉通り、なんだか機嫌も良さそうだ。


そりゃ、モデル並みのイケメンで、仕事も出来て、彼女なしという好条件のメンズなんだから女性にモテるに決まってる。

彼女は居ないって言っていたけれど、今夜一緒に過ごす女子の1人や、2人位いるに決まってる……。


って、いやいや。
どうして私が、こんなに駒宮室長のこと気にしてるんだろう。

上司が誕生日に誰と過ごそうが、そんなこと私には関係ないし、駒宮室長の自由だというのに……。

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