艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「うん!!協力するよ!!」

私の一言に郁ちゃんの表情は一気に華やいだ。

「本当ですか?!まどかさん」
「もちろんだよ!!可愛い郁ちゃんのためだもん!!」

私の返事に郁ちゃんは私の手を握って、ブンブンと振る。

「私のリアル彼氏ゲットのため、ご協力よろしくお願いしますね」

「郁ちゃん任せてよ!!駒宮室長の情報、小さいことから大きいことまで教えるね」


こんなに郁ちゃんが乙女の顔をして喜んでくれると、私だって嬉しくて仕方なくなってしまう。

そんな郁ちゃんと私の様子を、複雑な表情で祥子さんは眺めながら、残っていたビールを一気に飲み干したのだった。


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