艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
郁ちゃんからの返信が届いたのは翌日の朝のことだった。
なかなか寝付けずに一晩過ごした私は、そのメールを確認すると一人大きなため息を吐きだす。
『もちろん知ってますよ。昨日、駒宮室長が探していたペットボトルのおまけのNo,2をプレゼントしました』
郁ちゃんのメールで『ジョニー』のウルウルとした瞳を思い出した私は、郁ちゃんに返信することさえ出来ない。
喜ばないといけないと思う気持ちと、喜べない本心が私の心の中で競りあっている。
この気持ち、どうにかしなきゃ。
『ジョニー』のウルウルした瞳が、郁ちゃんが私に駒宮室長とのこと協力してほしいと懇願したあの日の瞳が重なる。
今ならまだ、私の気持ちは引き返せる。
諦めなきゃ……。
私はそう、自分に何度も言い聞かせた。
なかなか寝付けずに一晩過ごした私は、そのメールを確認すると一人大きなため息を吐きだす。
『もちろん知ってますよ。昨日、駒宮室長が探していたペットボトルのおまけのNo,2をプレゼントしました』
郁ちゃんのメールで『ジョニー』のウルウルとした瞳を思い出した私は、郁ちゃんに返信することさえ出来ない。
喜ばないといけないと思う気持ちと、喜べない本心が私の心の中で競りあっている。
この気持ち、どうにかしなきゃ。
『ジョニー』のウルウルした瞳が、郁ちゃんが私に駒宮室長とのこと協力してほしいと懇願したあの日の瞳が重なる。
今ならまだ、私の気持ちは引き返せる。
諦めなきゃ……。
私はそう、自分に何度も言い聞かせた。