艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「えっ!?告白したって、いつの話?」
驚いて祥子さんの方を振り向くと、祥子さんが眉間に皺を寄せ小さく頷く。
郁ちゃんが振られたことはどうやら本当のことらしい。
私は探るようにして、瞳をウルウルとさせている郁ちゃんに尋ねる。
「……駒宮室長のお誕生日です」
お誕生日というキーワードに私はハッとしてしまう。
駒宮室長と郁ちゃんが2人で並んで歩く姿を見かけたあの夜のことだ。
「駒宮室長には、他に好きな人がいるんですって」
「そ、そうなんだ……」
呟くように教えてくれた郁ちゃんが、悲しそうに笑って見せる。
私は郁ちゃんが振られたっていう事実に驚くよりも、駒宮室長に好きな人がいるってことを知ってしまったことの方がショックで、私は言葉が出なかった。
驚いて祥子さんの方を振り向くと、祥子さんが眉間に皺を寄せ小さく頷く。
郁ちゃんが振られたことはどうやら本当のことらしい。
私は探るようにして、瞳をウルウルとさせている郁ちゃんに尋ねる。
「……駒宮室長のお誕生日です」
お誕生日というキーワードに私はハッとしてしまう。
駒宮室長と郁ちゃんが2人で並んで歩く姿を見かけたあの夜のことだ。
「駒宮室長には、他に好きな人がいるんですって」
「そ、そうなんだ……」
呟くように教えてくれた郁ちゃんが、悲しそうに笑って見せる。
私は郁ちゃんが振られたっていう事実に驚くよりも、駒宮室長に好きな人がいるってことを知ってしまったことの方がショックで、私は言葉が出なかった。