艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
思いがけない駒宮室長の言葉にキョトンとしてしまった私を駒宮室長はまたもや呆れたような表情で見つめる。
それから小さく笑いながら息を漏らした。
「俺も強引にこんなことするつもりはなかったんだが、つい……」
大きな右手で顔を覆う駒宮室長は、耳までほんのり朱に染まっている。
さっきから、見たこともない駒宮室長の表情をいくつも見ている気がする。
きっと私マジマジと駒宮室長を見ていたせいで、視線がこそばゆかったのだろう。
「まどか、とにかく座れ」
駒宮室長は私の視線から逃げる様に顔を反らす。
そして、ベッドの向かいに置かれた高級そうなソファを指さし、私をそこに座るように促す。