艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「そう呼ばれると、悪いことしている気になるな」

苦笑いを浮かべながら、駒宮室長はシャツのボタンを1つずつ外していく。

細身だと思っていたのに、目の前には逞しく鍛えられた胸板があって私は思わず目を反らす。


「一史さん……」

駒宮室長の名前を呼ぶと、駒宮室長が私の唇を獰猛な獣のように貪り始める。

「もう一度」

「一史さん」

駒宮室長に促されて、名前を呼ぶと私の身体は急に熱を帯びる。

きっと今の私は真っ赤になっているだろう。


「まどか、可愛い」

真っ赤になる私を、駒宮室長は目を細めて微笑むと、身体中に駒宮室長が私の反応を楽しむようにキスを降らせる。

その度に私は身を捩りながら、小さな甘ったるい声で啼いた。

< 228 / 262 >

この作品をシェア

pagetop