艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます

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窓から部屋に穏やかな日差しが入り込んできたことに気が付いて、ようやく私は目を覚ます。


隣には規則的に寝息立てている駒宮室長、もとい一史さんが居て、私は昨夜の情事を思い出して頬が急に熱を持つ。

数えきれないほど意識を手放した私は、何度も何度も一史さんの名前を呼んだんだった。

身体に残るいくつもの小さな赤い花びらのような跡が昨夜の出来事が夢なんかじゃなかったことを教えてくれている。


「はぁ、私、駒宮室長と……」


こんなに近くでまじまじと一史さんの横顔を見ることは初めてだ。

顔全体にバランスよく配置されているパーツも高い鼻も、長いまつ毛も、どれをとっても文句のつけようがない程、イケメンだと惚れ惚れしてしまう。



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