艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます

「後悔してる?」

週明けからどんな顔して仕事すればいいのかって嬉しい悩みを抱えてはいる。

だけど、後悔なんてするわけない。

一史さんの質問に私は大きく首を左右に振って見せる。



「実は俺、朝起きて上司と部下のままがいいなんて言われたらどうしようかと内心不安だった」

ノロノロとベッドから身体を起こしながら苦笑する一史さんに私は思わず抱きつく。

私の勢いに驚いたような声をあげながら、一史さんは逞しい胸板にすっぽりと収まった私を優しく抱きしめる。


「そんなこと、言うわけないじゃないですか!!」

「ありがと」

私の言葉に一史さんは小さく耳元で呟くと、抱きしめた手に力を込めた。

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