艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
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「ずるーーーーい!!!まどかさんばっかり、ずるい」

居酒屋の個室に郁ちゃんの声が響き渡る。

今日は個室を予約して正解だったみたいだ。


「まぁまぁ。郁ちゃん、落ち着いて」

頬を膨らませてわざとらしく私を睨んで見せる郁ちゃんを、ビール片手に少し困った表情の祥子さんがなだめる。


今夜は久しぶりに郁ちゃんと祥子さんと3人で居酒屋に集まった。


3人でビールで乾杯すると、やはり話題は駒宮室長のことになってしまう。

「それで、今までのまどかさんのメールをまとめてみますと……」

急にかしこまったように郁ちゃんがビール片手に語りだしたから私も祥子さんも思わず吹き出してしまう。

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