艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「頑張ってくださいよぉ、まどかさん」

アルコールも手伝っているようで、郁ちゃんはまた頬を膨らましている。

「まぁまぁ、郁ちゃん。まどかだって、仕事大変なんだから。ねぇ?まどか」

答えに困っている私を見かねたかのように、苦笑いしながら祥子さんが口を挟む。

こういう時、やっぱり間に入って郁ちゃんも私もフォローをしてくれる祥子さんに私は頭が下がる。


「そ、そうだよ、郁ちゃん!!また何か情報があったらすぐにメールで報告するからね!!」

祥子さんの助け舟に乗っかる形で私は大きく何度も頷いて見せる。

「忙しいこと位分かってますから、無理しないでくださいね」


口を尖らせながらも気を遣ってくれる郁ちゃんに、やっぱり私と祥子さんは吹き出してしまった。
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