艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
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「全部、ダメだ」
新規事業会議室を、駒宮室長の一声が響き渡る。
第一回企画会議は、もっと意見の飛び交う会議になると思っていたのに……。
メンバー全員で囲んだ開発室の中心に置かれた丸テーブルはシンと静まり返り、重苦しい雰囲気が漂っている。
「どれも既存のネット通販サービスに留まっている。俺はそういうものを求めていないし、これでは上層部を納得させられない。」
いつもぶっきらぼうな口調も、不愛想な表情も、いつも以上に不機嫌だということだけは分かる。
色気のあるバリトンボイスは、いつもよりも低くて、重苦しい雰囲気をさらに強調する。
「もっとターゲットが興味を持つことの出来るものを作りたい。新しいことにチャレンジしたい」
駒宮室長の声に、新規事業開発室のメンバー全員が大きく頷く。
「全部、ダメだ」
新規事業会議室を、駒宮室長の一声が響き渡る。
第一回企画会議は、もっと意見の飛び交う会議になると思っていたのに……。
メンバー全員で囲んだ開発室の中心に置かれた丸テーブルはシンと静まり返り、重苦しい雰囲気が漂っている。
「どれも既存のネット通販サービスに留まっている。俺はそういうものを求めていないし、これでは上層部を納得させられない。」
いつもぶっきらぼうな口調も、不愛想な表情も、いつも以上に不機嫌だということだけは分かる。
色気のあるバリトンボイスは、いつもよりも低くて、重苦しい雰囲気をさらに強調する。
「もっとターゲットが興味を持つことの出来るものを作りたい。新しいことにチャレンジしたい」
駒宮室長の声に、新規事業開発室のメンバー全員が大きく頷く。