▼Dead school Parade▼
▼それは突然に
校内に四時限目終了のチャイムが鳴り響いた。
それが耳に入った瞬間に、机に向かって板書をしていたクラスメイト達は一気に脱力して、体を反らしたり、逆に机に突っ伏す。
やっと昼休みだ。
私も上体を反らしてググッと伸びをした。
クラス委員の声で立ち上がって礼をしたら、すぐに座り直して鞄からお弁当を取り出す。
「夏恋(かれん)~!食べよ!」
財布を片手に購買へ向かうクラスメイトの間を塗って、祐希奈(ゆきな)がお弁当を持って駆け寄ってきた。
「うん!」
私がお弁当を広げながら返事をすると、祐希奈は空いた向かいの席に座って、私の机にお弁当箱を広げた。
いつもの光景だ。
高2になって半年。
1年の時に仲が良かった子とは少し疎遠になり、新しい友人と行動を共にする人が大半を占める中、私と祐希奈は1年の時から変わらずずっと仲がいい。
大事な大事な親友だ。
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