▼Dead school Parade▼
「最近練習超キツいよねー!めっちゃ腰痛い!」
「え!あんま無理したらダメだよ!監督に相談したら?」
祐希奈が腰に手を当てるので、少し心配になる。
夏季総体まで後1ヶ月を切ってるのに、こんな大事なときに故障なんて冗談じゃない。
絶対優勝しようねって約束したじゃん!
「そうだね、そうしてみる!整体にも行ってみるよ」
そう言って笑いながらご飯を口に運ぶ祐希奈に、それがいい!って頷いて、私もご飯を頬張った。
「あー……、なんかもうちょっと食べたいなぁ」
「購買行ってきたら?」
お弁当を片付けると、祐希奈はお腹をさすりながらそう言った。
珍しいな、いつもはお腹一杯って逆に苦しそうなのに。
私は首を傾げながらもそう提案してみる。
すると祐希奈は頷いて、自分の席に戻って鞄から財布を取り出して、1階の購買へと行ってしまった。
よっぽどお腹減ってたんだなぁ……。