シン・ゴジラ女子
「・・・・・・・・・・・・」
わたしは無言で映画館を出た。
外はもう夕暮れ。あたりは薄暗い。
わたしはなんともいえない感情に包まれていた。
「シン・ゴジラ」は、確かに怪獣映画だった。
物凄く巨大なゴジラが、街をたくさん破壊していた。
でも、スッキリとはしなかった。
映画には、ゴジラに住む場所を破壊されて、避難生活をしなくちゃいけなくなった人たちの姿も、たくさん映っていたからだ。
ああ、この気持ちは、あの時に似ている。
テレビで見た、「3.11」の・・・・・・