だから俺は嫌われる
15の時初めてなので投稿した小説に興味を持たれ小説家になった
16からは持ち前の才能でベストセラー入をしている
別段困ったことはない
強いて言うなら
『才能を鼻にかけて威張っている』
という陰口くらいだ
当時16の俺には相当堪えた言葉だ
別に自慢ではない
当時は弱かったのだ
ただ書いただけの小説にケチをつけられたなら平気だった
しかし16の少年に文句を言うオトナというものが怖かった
今思えばオトナも俺も幼すぎたのかもしれない
持って生まれたゆえの運命だと認めることが出来なかったのかもしれない
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