ブラウンハート
5年ではクラス離れたからラッキーだと
思ってた。あー、大和いなくて楽。

でも、、4年よりは楽だったけど見かけるとぼさがみとうるさかった。

2つ結びに短い髪。
綺麗にしてるつもりだけど癖毛でぼさぼさになる。

バレンタイン、、。
「大和うるさくなかったらいいね、、」
「うちが代わりにやっとくよ〜泥をw」
「てか、チョコのふりして泥でよくない??」

4年で同じクラスだった子達が心配してくれている

昼休み
「うす!本命いる人〜」
「部外者禁止〜」
「泥命ならあるよ〜」
「そんなのなくね?ば〜か」
「ばかはどっちだよ!」

また、男女の戦争、、

「由梨亜〜〜くれよな〜」
「でたーあ!」
「でたって何だよw」
「あるよ!義理w」
「義理かよwでもうれし〜絶対ないかと思った!」
「やったらもうちょっかいないでしょ?w」
「本命やらんとゆるさね〜〜ま、今日はこれで許す!」

「めっちゃ大和喜んでる!」
「実は、、由梨亜のこと、、」
「それはない!」

6年はクラス変わらないから大和とは別。
ちょっかいやイタズラはないものの、、
「よ!ぼさがみ!」
「ほんとぼさがみだなw」

坊主にしたいぐらい嫌だった。
「由梨亜、悲しんでるじゃん!」
「さいてー、本命なんてもらうしかくなし!」

それからあっという間に秋。
久しぶりに会うと少し背が伸びてた

「うす!ぼさがみ!」
「やめてよ!この寝癖まん!」
「この俺に言うなよ〜〜」
「、、、」

お、俺??いつの間に、、
似合わない。カッコつけてさ。
もうすぐで中学。
中学になっても言われたら嫌だな、、。
嫌われるし広まる。

てか、あいつ中学大丈夫かな。
遅刻して先生から怒られて
女子からは逃げられそう。

同じクラスだけは
なりませんようにっと。

勝手に中学行ってもお互い変わらないと
思っていた。

小学校最後のバレンタイン
最後ぐらい友チョコでいいかなと考える1月末。

また、背が伸びてる大和
「よ!ちび!」
「ちびぃぃぃー?」
「ぼさがみよりはいいだろw」
「ま、まあ、、」

背が伸びたからって調子のって。

「また、バレンタインな〜」
「あ、ないよ〜〜」
「義理で!!」
「義理は去年だけ!」
「なら、義理以上だろw」
「だから、あげないってば!」

「大和もかまちょだね〜」
「全く、うるさいよ」
「うるさいのが後3年もいるって由梨亜も
お疲れだね」
「ほんとだよ〜早く中学終わって〜」
「あはは、まだ中学にもなってないのにw」

材料も揃った2.5
けど、なんかあまり最近
大和がちょっかい出してこない

思春期??大人になった??
風邪ではなさそうだし。

ちょうど考えてると大和がうちのクラスにいた
「あ!寝癖マン!1人??」
「やめろ!ああ、お前に用事あってな!」
言葉遣いも男らしくなったな、、
って、うちに?何??
バレンタインはまだだし、、

みんな、ひそひそしてる
「由梨亜がんばれ〜〜」
が、がんばる??

「すまん、呼んで」
「何よ??変な噂たったら嫌よ」
「ああ、悪ぃ。バレンタインは最後かもな」
「??」
「卒業したら引っ越すことになった」
「すぐじゃん!どこ?」
「東北!親の都合でさ。ただ、由梨亜には
先に伝えたくて」

しかも、名前で、、、
何でうちだけに伝えたいの、、?

「そうなんだ。てっきり中学も同じだと、、」
「寂しい??」
「んなわけないじゃんwやっとぼさがみ卒業!ただ、うるさくなく寂しいなって」
「何だよそれwで、最後だしよろしくな〜」
「結局、それ??最後ぐらい仕方ないか!」
「まあなwさんきゅーな!」

教室に戻るとみんなにやにや!
「お疲れ〜」
「どうやったー??」
「中学リア充だね〜」

みんな、大和が告白だと
思ってたみたい

「告白とかないよwちょっと用事あるから
先に帰るね、、!」

ただ、びっくりしてた。
最後のバレンタイン
もう4月からはちょっかいがない。

ちょっかいなくて嬉しかったのに
会うことすらないって、、。

あんなに背が伸びて男らしい口調になって。
久々にゆっくり話すと緊張した。

バレンタイン
「由梨亜ー!大和に渡すの??」
「義理ねw」
ちゃんと友チョコを渡そう。
みんなはまだ大和が引っ越すことを知らない。みんながいたらいつもらしく、、。

手紙には友チョコって書いたから
大丈夫なはず、、。

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