「ああ、はい…。

この辺りをブラブラしていたもので…」

そう言った伊崎に、
「ああ、そう言うことでしたか」

彼女は納得したと言うように首を縦に振ってうなずいた。

「キラキラしていて、とてもキレイですね」

店内を見回しながら言った伊崎に、
「昔からこう言うキレイなものとかキラキラと光るものが好きなんです。

この店内に置いてある商品は、全部私の手作りなんです」

彼女は嬉しそうに答えた。

「えっ、手作りなんですか?」

伊崎は驚いて、店内の商品を見回した。

「子供の頃からこう言うのを作ることが好きだったんです。

この店は元々祖母が経営していたんですけれども、祖母が亡くなったので今は私が経営しています」

彼女は言った。
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