僕は君を世界で一番、そう一番愛し続けているんだ。純情すぎてもう君しか見えなくなっているこの純愛
はっと我にかえる。
















「もう。聞いてるの?」















「うん」
















とりあえずその場しのぎの嘘をつく。
















「嘘つきって顔に書いてるよ」















バレてる。
















「何か考え事してるの」

















「いや、別に」














とりあえずまた嘘をつく。














「嘘つきって顔に書いてるよ」


















なんて勘の鋭いのだ。女性は。













僕がわかりやすいだけなのか。



















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