僕は君を世界で一番、そう一番愛し続けているんだ。純情すぎてもう君しか見えなくなっているこの純愛
いやその筈はない。



彼女はすでにほかの部にも入っているし。




ということは僕以外のその多数と同じ理由で入部しているというわけだ。



ハハハ。




そうさ。僕はどうせ、よこしまな理由でしか入部しない人間ですけれども。




でもそんな僕の性格も踏まえて入部を誘導した彼女もかなりしたたかで、一枚上手であるなとは思う。





おそらく一生彼女にはかなわないだろう。






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