だから、笑って。


う、見えない・・・。




委員長の話に耳を戻そうとしたら、手前の子の背が高すぎて黒板が見えなかった。



左右にひょこひょこと体を傾けて黒板を見ようとした。





すると、それに気が付いたのか、前の子が体をかがめてくれた。





周りに気が配れる優しい男の子だなと思った。



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