だから、笑って。


玄関に向かうと、凜くんがいた。


「凜くんっ」


「あー菜乃花。と、早見」

「ついでかよ!・・今日は菜乃花もらってくねー?ごめんね?」


「別にいいよ。楽しんで」


「ありがとう!じゃあ、凜くんまた明日ね!」


「おう」


私たちは玄関を後にした。



玄関に出るとき、さっきいた女の子がじっとこちらを睨んでいた。



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