だから、笑って。


「そういえばもう夏休みだねー」


教室までの道のりの途中のことだった。



「本当だね。菜乃花は用事とかあるの?」


「んー・・。特にないけど、2年生になったから勉強しなくちゃいけないかな・・」



「確かに。・・なあ、夏休み、一緒に勉強しねー?」


凜くんが誘ってきてくれて、とてもうれしかった。



「うん!いいよ!」


私たちは手をつないで教室に向かった。








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