だから、笑って。
キーンコーンカーンコーン・・・。
翌日、教室に入るともうすでにいくつかグループが出来上がっていた。
でもまあ、私には里沙がいるからいいんだけども・・。
「おはよう!」
席に着くなり、里沙が声をかけてくれた。
「おはよう!」
私も笑みで返した。
「そういえば今日は委員会決めるらしいよ!中学みたいに図書委員でいいよね・・?」
私と里沙は中学校の3年間全て図書委員に所属していた。
ただ単に図書室が好きだったっていうのもあるし、本の整理が楽しかったからだ。
「いいよ!そうしよう!」
私の声と同時にチャイムが鳴ったので、里沙は席に戻った。