だから、笑って。



キーンコーンカーンコーン・・・。






翌日、教室に入るともうすでにいくつかグループが出来上がっていた。




でもまあ、私には里沙がいるからいいんだけども・・。








「おはよう!」


席に着くなり、里沙が声をかけてくれた。



「おはよう!」

私も笑みで返した。





「そういえば今日は委員会決めるらしいよ!中学みたいに図書委員でいいよね・・?」


私と里沙は中学校の3年間全て図書委員に所属していた。


ただ単に図書室が好きだったっていうのもあるし、本の整理が楽しかったからだ。


「いいよ!そうしよう!」




私の声と同時にチャイムが鳴ったので、里沙は席に戻った。



< 15 / 132 >

この作品をシェア

pagetop