だから、笑って。


「間宮くんっ・・・」


帰り支度をしていた間宮くんに声をかけた。



「実は、さっき司書の方に頼まれて・・・一人じゃあ難しそうだからだれか誘ってって・・。もし用事がなかったら今から図書室に来てくれませんか・・?」




「ん、いいよ」

間宮くんは教科書をぐっとリュックに詰め込み、チャックを閉めた。




「じゃ、行こうか」
< 71 / 132 >

この作品をシェア

pagetop