だから、笑って。


「いいよ、俺もそれ言おうとしてた」

そうだったんだ・・!飛び跳ねそうなくらいうれしかった。



そして凜くんはリュックの中をガサゴソとあさりだした。



ピタッと凜くんの動きが止まった。



「ごめん、菜乃花。傘忘れた。傘入れてくれない?」


「あっ!いいよ!」


突然の出来事に驚くも、凜くんを傘に入れてあげた。


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