クールな君と甘々な君



やっと離してくれた


ジンジンして痛い…


ほっぺを摩ってると


「赤くなったな。やりすぎた。」


なんて心配してくる。ならやるなよ!←


「大丈夫だけどさ。」



「けどさ?」


私は気になってることが一つ。



「みやびってこんな感じで結構明るいのに何でみんな氷の王子なんて呼んでんだろ。」


みやび意外と明るいのよ?


なのに「氷の王子」って。ねぇ?←


「いや、それ俺もわかんねぇ」


「みやびもわからんか……てかみやび、基本学校ではクールじゃん。それじゃね?」


「まぁな。必要最低限喋らねーようにしてる。けど、そんなんで「氷の王子」とか女子ってわかんね〜」


確かに…みやびって学校ではあんまり喋ってるイメージないかもな〜でもだからって「氷の王子」って笑笑


「特に女子とか無理」

いきなりの問題発言。

ん…?今なんと?


「え、今、雅、なんて言った?」


空耳か?


「だから、女子と喋るとか俺絶対無理」


「へ?」


わ、私も女だよ!?ま、まさか!



「雅、私のこと女と思ってない!?」


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