クールな君と甘々な君


「あるのよ!!今の話聞いてたら全部当てはまったもの!!」


「そ、それは偶然だよ!!」


そーそー偶然偶然…←


「だって咲夜、雅くんともっと一緒にいたいって思ったりするんでしょ?」


「思うけど……同居してるからだよきっと!」


「ほかの女子といるところ見たらモヤモヤするんでしょ?」


「するけどそれはみやびが普段女子と話さないから…!」


私は必死に誤解を解こうとした


「だぁぁぁぁぁ!!!あー言えばこー言うって!!認めなさい!!咲夜!!!」


あの、ここ、図書室ですけど…?



「で、でも!」


「でもじゃない!認めないと私。咲夜と今後一切話さないから。」


あ、やばい。菜乃花が語尾に「。」←がつくってことは激おこぷんぷん丸状態だ……


「わ、わかったよ……認めるから…」


菜乃花と話せなくなるの嫌だもん…

ここは口だけ的な?
だってほんとみやびを好きだなんて私絶対ありえないから。


「口だけだと思うから信じない。」


ば、バレてた…


「だってほんと、ありえないんだって…」


「あ、ここがわかんないの?えっとね、ここはね…」


む、無視された…←


「な、菜乃花〜ほんとにこの気持ちって恋なの?」


「じゃなかったら何なのよ。他になんかあんの?恋意外になんかあんのか?」


「うぅ…な、ないです…」

「なら恋だろーが。」


菜乃花さん…キャラが…すごい壊れてきてるから…


「どーだ。これで分かったろ。認めろ。」


(フン!)と腰に手を当てて仁王立ちをしている


「うぅ…」


私、みやびが好きなのかな…

みやびの方を見た





「っ……」



みやびはこっちをむいてて


目が合うと


微笑んだ





「菜乃花。」


「ん?」


「ありがとう」


なんで気づかなかっなんだろう…


「どーいたしまして。応援すっからね。頑張れ」


「うん!菜乃花、大好き!」


「あはは!私もー!」


「ふふ」



菜乃花のおかげで私、気づけました。
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