クールな君と甘々な君


「えっとねー、メイド喫茶がいいー」


「………は?」


「ちょ、ジュンジュン?メイド喫茶はちょっと…女子達も可哀想だし…」


そーだそーだ田口くん。もっと言ってやれ!


なにがメイド喫茶じゃ!なにが「おかえりなさいませ♥ご主人様♪」じゃ!←言ってない。


「ちゃうちゃうー。女子だけじゃないよ〜言い方間違っちゃったかな?」


え?


「ジュンジュン?何が違うの?」


「メイド喫茶だけど、執事喫茶でもある!ドヤ」


いや、ドヤんなし。


は?まって?は?


「あー…それなら…2年イケメンくん…結構いるしね…美女もいるから…あと、今年は学年で協力してやるから。それで今回は3組が出し物決めるってわけ。」


ん?なんか「美女」ってところで田口くん私のこと見てない?

いや、美女じゃねーし!メイド服着る気ねーし!裏方や!

「よし、じゃあ名前とかいいのある?ネーミングセンスいい人!」


いやいや、まさか本当にやるの?えー…まじかよ…



「名前なら無難なのでよくね?」


「まーそうだね。雅くん。例えば?」


なんか、みやび珍しく会話に入ってきたんですけど?!


あ、さっき田口くんが言った通り今年から学年合同でやるから2年生が3組の教室に集まってんの笑


「んー、うちの学年本当に顔面偏差値高い奴らばっかだからな〜」


だ、だからみやびまでなんで私の顔見るのよ!!


私の顔になにかついてる?!←


「フッ 美男美女喫茶か妥当なメイド執事喫茶か」


「あ!じゃあじゃあ、「美男美女!メイド執事喫茶!」てのは?!」


おぉう…神楽ちゃん…


すごい圧が…笑


一応紹介。

信山神楽(のぶやま かぐら)ちゃん

マイペースで明るい女の子だよー
あと、髪の毛が超長いの!縛っててもふくらはぎくらいまであるのよ笑



「おー!信山さん!それいいね!」


「でしょ!はい、きっまり〜♪」


テンションが高いこと…

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