クールな君と甘々な君
「たでぃま〜」
あれ?
「おかあさーん。一本つけろやー」
「もう!ちょっと咲夜!どこでそんな言葉覚えたの!」
「え?えへへ、おじーちゃん!」
「まったくもう…女子高生がそんなこと言っちゃいけません!」
「へいへーい」
帰ってくるなりいきなりこの漫才みたいな絡み笑
私の日常です
「てか、なんで今日は寄り道禁止令出したん?別に良くない?」
「今日はダメなのよ。明日からはいつもどおりだけどね?」
なんかあるのかな…
「ふーん。で?なんで今日はまっすぐ帰ってこいと?」
「それはね……」
ゴクン…
「お母さん今日の夜から出張で1年くらい東京に行くのよ」
と、トウキョウ…?トゥキョウ…?ん?
「東京!?」
「そーよ。長期出張なの。
それでね?こんな無駄に大きい家に咲夜一人にはさせられないでしょ?」
「ま、まぁたしかに」
いや、たしかに無駄に広いけれども…!
「だから、お母さんが帰ってくるまで…」